犯人探しの日々を過ごして見えたもの
犯人探しの日々を過ごして見えたもの
当時は、毎日の食事日誌と長男の肌の様子を交互に眺めることが佐枝子さんの生活のすべてになっていました。
ちょっとでも肌の状態が悪化すると、「どの食べ物が悪かったのやつきか」と躍起になって犯人探しをします。
卵、牛乳、大豆、米、小麦の五大アレルゲンに始まり、肉、魚などを順々に除去して、アレルゲンをつきとめていくのですが、どれだけ除去しても息子さんの肌の状態はよくなりません。
しまいには、さつまいもなどにも医師のチェックが入るようになり、青菜とアレルギー米しか食べられない食生活になってしまいました。
「食べること事態がとても怖くなり、不安で不安でしょうがなかった」。
佐枝子さんは当時をこう振り返ります。
さまざまな情報に振り回され、何が正解なのか、本物なのかわからなくなったときもありました。
なぜ自分がこんな大変な思いをしなければならないのかと運命を呪ったときもありました。